昨夜はドイツ映画祭 2008 の『Nordwand』を見てきました。
連休の真ん中の夜の7時からなのにザックを持ち込んでいる人も何人かいて結構埋まっていました。
久しぶりにみるアイガー北壁は、相変わらず圧倒されます。
アイガーらしくグズグズの石灰岩にハーケンを打ち込んで登っていくのですが・・・、確保支点がハーケン1枚、又主人公の一人ヒンターシュトイサーがハーケン1枚だけで、振り子トラバースする・・・・(ピッチが短く)同時登攀が多いようで・・・見ていて、非常に怖い。
監督のフィリップ・シュテルツル(Philipp Stölzl) とヒンターシュトイサー役のフローリアン・ルーカス(Florian Lukas) が来日しており、映画の後の質疑応答に答えてくれました。
現場での撮影が落石などであまりに危険なため大型の冷蔵庫の中に岩場を作り撮影をしたとかのエピソードを明かしてくれたり、会場には日本人でこのノードを登った方が、日本人としてアイガー北壁を第 2登した大倉大八さんをはじめとして4人もおられて盛り上がりました。
2008年11月03日
2008年06月30日
「還るべき場所」

久しぶりに読み応えのある山岳「小説」・・・なんかリアルすぎて・・・
一気読みには長い・・・
K2にしろ、描写が現場でしかわからないようなことを書いているので、妙に生々しい・・・・
2007年11月24日
北アルプス「大日岳の事故と事件」
2人の若い命が失われた「大日岳」の事故は、登山界を2つに分けて「事件」裁判が行われた。

刑事裁判では「不起訴」になったが 民事裁判では1億6,7百万という解決=和解になった。
風下側に張り出した吹きだまり+雪庇が当初10m程度と推測していたが実際は25−30mであった・・・判断ミスのため。
ウーン実際自分自身ががそこにいたときそこまでの張り出しを理解できるにはGPSを持っていないと無理だと思われる(GPSも10m位の誤差は最新機種でも出るが・・・)
この本で一番印象に残っているのは、弁護士三野氏の「あの時ああいうことは考えられなかったとか、こういう事も出来たのではないかと、1人の登山家として事故の真相に迫ることは」「事件=裁判では自分の過失を認めるのだなということになり」「つっこまれてしまいます」・・・
「なぜ、どのように事故が起きたのか、今後どうすればいいのかを徹底的に議論できるのは」「裁判ではない」ということでした。
真相究明と司法捜査は決して両立しない。
真相究明はこれから登山者自身にしか出来ません。

刑事裁判では「不起訴」になったが 民事裁判では1億6,7百万という解決=和解になった。
風下側に張り出した吹きだまり+雪庇が当初10m程度と推測していたが実際は25−30mであった・・・判断ミスのため。
ウーン実際自分自身ががそこにいたときそこまでの張り出しを理解できるにはGPSを持っていないと無理だと思われる(GPSも10m位の誤差は最新機種でも出るが・・・)
この本で一番印象に残っているのは、弁護士三野氏の「あの時ああいうことは考えられなかったとか、こういう事も出来たのではないかと、1人の登山家として事故の真相に迫ることは」「事件=裁判では自分の過失を認めるのだなということになり」「つっこまれてしまいます」・・・
「なぜ、どのように事故が起きたのか、今後どうすればいいのかを徹底的に議論できるのは」「裁判ではない」ということでした。
真相究明と司法捜査は決して両立しない。
真相究明はこれから登山者自身にしか出来ません。
登山の法律学
2007年07月14日
「神々の山嶺」夢枕 獏

以前読んだ本の漫画化を一気に読んでみた・・・
森田勝さんという伝説のクライマーをベースにして・・・
「クライマーの性」を描き成功している。
1980年発行の「狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 」(単行本/佐瀬 稔 )は今でもこんな描き方はひどいと思いつつも、これがクライマーの性なのか・・
より激しく、より破壊的になっていく・・・
このルートを登ったら、「次は!」・・・
社会からもドロップアウトして行く様は鬼神さえ感じてしまう。
絵=漫画という視覚的な物故に一気にすんなりと読めてしまった。
年齢という避けられない壁を「理解」しょうとしないで、ここまで「純」に生き抜いていっただけなのに・・・
どっちかというと人と競い合うところが強調されていてこんな書き方はひどいなと感じてたが・・・
漫画の方は本よりも良く下調べされていて本よりも良かった様に感じました。
ウーンそれにしても森田さんは、すごかった。
2007年07月02日
DVD
『守護神』のDVDが販売されていることを知って買いに行った・・・
ウーン、4千円を超えていて・・・
安くなるまで我慢と帰ってきてしまった・・・
今、道具の点検と更新をしているので手元の資金があまり無い・・・
道具は消耗品!
痛んでいると思えば、また有る期間たてば処分することは大切・・・
昨日は、フリークライミングの予定だったけど・・・予想以上に岩が濡れていて、曇りで乾きが悪く・・・
大倉の山岳スポーツセンターの人工壁クライミングを体験した、なかなか長いですね・・・
登っていて、個人的には好きな感じはしませんでした・・・
もう少し登れば変わるかもしれないけど・・・
長く疲れると言うだけで・・・クライミングの面白さが何となくビッビッド感じられない気がしたが・・・
良いルートが良いクライマーを育てるということを実感しているのですが・・・
ウーン、4千円を超えていて・・・
安くなるまで我慢と帰ってきてしまった・・・
今、道具の点検と更新をしているので手元の資金があまり無い・・・
道具は消耗品!
痛んでいると思えば、また有る期間たてば処分することは大切・・・
昨日は、フリークライミングの予定だったけど・・・予想以上に岩が濡れていて、曇りで乾きが悪く・・・
大倉の山岳スポーツセンターの人工壁クライミングを体験した、なかなか長いですね・・・
登っていて、個人的には好きな感じはしませんでした・・・
もう少し登れば変わるかもしれないけど・・・
長く疲れると言うだけで・・・クライミングの面白さが何となくビッビッド感じられない気がしたが・・・
良いルートが良いクライマーを育てるということを実感しているのですが・・・
2007年02月18日
『守護神』
感動。
舞台は荒れ狂う海。アメリカ沿岸警備隊員「スイマー」の生き様・・・
海という場で・・・取り残された者たち(事故者)にとって最後の希望=レスキュー・スイマー
機動ヘリから海に飛び込み、遭難船に接近し海難レスキュー隊員の姿・・・
それにしても端的に表現していた。飛び込みの高さは
高差5m「自由落下」
高差15m「コンクリート」
高差25m「自殺」

舞台は荒れ狂う海。アメリカ沿岸警備隊員「スイマー」の生き様・・・
海という場で・・・取り残された者たち(事故者)にとって最後の希望=レスキュー・スイマー
機動ヘリから海に飛び込み、遭難船に接近し海難レスキュー隊員の姿・・・
それにしても端的に表現していた。飛び込みの高さは
高差5m「自由落下」
高差15m「コンクリート」
高差25m「自殺」

2006年12月07日
「博士の愛した数式」
ウーン、「参った・・・」
チョトつらい気持ちになってしまいました・・・
酒飲みたい気持ち・・・
暮れで、片づけないといけない事が山のようにあり・・・せわしい・・・
もうすぐクリスマス・・・、この季節になると、気持ちがすさんでしまう・・・・・・
「数式」は、目の前の「この世界」にとっては、「役にたたない物」でしかないけど・・・「永遠に真実な物」、「至高の真実」「愛」というシンボルなのです。
久しぶりに、いい映画を見ました。
「雪」の便りが聞こえます・・・
あの向こうに、世界がある。
チョトつらい気持ちになってしまいました・・・
酒飲みたい気持ち・・・
暮れで、片づけないといけない事が山のようにあり・・・せわしい・・・
もうすぐクリスマス・・・、この季節になると、気持ちがすさんでしまう・・・・・・
「数式」は、目の前の「この世界」にとっては、「役にたたない物」でしかないけど・・・「永遠に真実な物」、「至高の真実」「愛」というシンボルなのです。
久しぶりに、いい映画を見ました。
「雪」の便りが聞こえます・・・
あの向こうに、世界がある。
2006年08月30日
「狩人と犬、最後の旅」
自然そのものを描いていると感じました。
生と死が隣り合わせになっていて、生きることも死ぬことも自然の一部・・・
普段何気なく見る「自然」は、美しい物で、心休まる物のように「思い込んでいる」だけなんだなー
映画もそう言う自然の「美しさ」を余すこそ無く描いているのですが、常に緊張感があり・・・・
荒々しい感じを何故か・・・戦っている、生き延びているという伏線を感じます。
印象的なのは、妻との「肌の温もり」を感じる事です。
一体感が伝わってきます。
生と死が隣り合わせになっていて、生きることも死ぬことも自然の一部・・・
普段何気なく見る「自然」は、美しい物で、心休まる物のように「思い込んでいる」だけなんだなー
映画もそう言う自然の「美しさ」を余すこそ無く描いているのですが、常に緊張感があり・・・・
荒々しい感じを何故か・・・戦っている、生き延びているという伏線を感じます。
印象的なのは、妻との「肌の温もり」を感じる事です。
一体感が伝わってきます。
2006年08月14日
「DESCENT」
洞窟探検を舞台にした映画・・・。
「ケイビング」、亡くなられた神奈川のOさんがやっていたので興味はあったのですが・・・でも、ホラー映画なんですね・・・、映画の券をもらったので見に行ったのはよいですが・・・。
おいしいパンを見ながら食べようと思って買ったのに・・一切れも食べることが出来ませんでした。
地底人?に襲われ食べられるシーンなんぞ「かんべんして下さいよ!」という感じです。
でも足ブラで、片手ジャミングでぶら下がりながら2回カムデバイスをセットしながらの5mのハンドトラバースのシーンは、迫力有りました。(最後残置のビンあったので、ランニングポイントは3個です)グレードはどの位になるのでしょう?何せ「足ブラ」です。
また、洞窟と言うことで泥壁用に「アイスアックス」は何となく納得なのですが・・・
使用用途は地底人?を殺す事になる(戦う)武器です。ウーン違和感が・・・
「ケイビング」、亡くなられた神奈川のOさんがやっていたので興味はあったのですが・・・でも、ホラー映画なんですね・・・、映画の券をもらったので見に行ったのはよいですが・・・。
おいしいパンを見ながら食べようと思って買ったのに・・一切れも食べることが出来ませんでした。
地底人?に襲われ食べられるシーンなんぞ「かんべんして下さいよ!」という感じです。
でも足ブラで、片手ジャミングでぶら下がりながら2回カムデバイスをセットしながらの5mのハンドトラバースのシーンは、迫力有りました。(最後残置のビンあったので、ランニングポイントは3個です)グレードはどの位になるのでしょう?何せ「足ブラ」です。
また、洞窟と言うことで泥壁用に「アイスアックス」は何となく納得なのですが・・・
使用用途は地底人?を殺す事になる(戦う)武器です。ウーン違和感が・・・
2006年08月03日
『 日本沈没 』
久しぶりに劇場に行って映画を見た。
[原]小松左京をかの谷甲州がサポートして世に出した「続編」というところに興味を持ったのですが・・・・
潜水艇「わだつみ6500」のパイロット・草なぎ剛と東京消防庁のハイパレスキュー隊員の柴咲コウの恋愛よりも、伏線として設定されているほうの地球科学博士の田所とキャリアを目指し総理代行の元妻との男女の関係の方が、おもしろかったです・・・
それから柴咲コウ、歌手と思いこんでいたので、役者なんだ・・・チョトビックリした。
日本が沈没というのはインパクトがありましたが・・・
何故か・・「何か足りない」と感じてしまいました・・・何なんでしょうか?・・・
「ロゴスとパトスを繋ぎ埋める物」がと言い切って良いのか?分かりません・・・
[原]小松左京をかの谷甲州がサポートして世に出した「続編」というところに興味を持ったのですが・・・・
潜水艇「わだつみ6500」のパイロット・草なぎ剛と東京消防庁のハイパレスキュー隊員の柴咲コウの恋愛よりも、伏線として設定されているほうの地球科学博士の田所とキャリアを目指し総理代行の元妻との男女の関係の方が、おもしろかったです・・・
それから柴咲コウ、歌手と思いこんでいたので、役者なんだ・・・チョトビックリした。
日本が沈没というのはインパクトがありましたが・・・
何故か・・「何か足りない」と感じてしまいました・・・何なんでしょうか?・・・
「ロゴスとパトスを繋ぎ埋める物」がと言い切って良いのか?分かりません・・・